個人輸入Tips (1)
Tips about a private
import
荷物が配達される手段
われものを注文しても大丈夫なの?
トラブルの時
仲値、TTS、クレジットカードのレートについて
レートに関する余談
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荷物が配達される手段
International shipping methods
あなたが注文したモノをショップが発送する手段は、大きく分けると国際郵便と民間の国際宅配便業者がある。
国際郵便の方は、早い順に
- 国際エクスプレス・メール EMS
- 航空便 Air Mail
- 船便 Surface Mail
となる。
EMS以外の手段では、万一輸送途中で荷物が紛失してしまった場合に追跡のしようがない事が欠点だ。また、国際宅配便業者は下記の3社がよく利用されている。
DHL Worldwide Express 米国サイト 日本サイト FedEx (Federal Express) 米国サイト 日本サイト UPS (United Parcel Service) 米国サイト 日本サイト 国際宅配業者を利用する場合は、何といっても到着が早い事が魅力だ。
それに、送り状の番号がわかっているなら、インターネット上の宅配業者のサイトに行き、その番号を入力すると、今どこまで荷物が届いているのかリアルタイムにわかるのだ。
われものを注文しても大丈夫なの?
Are fragile items safe?
食器類やワイン等、われものを注文した時は、十分に梱包材を詰めて発送されるから、その点はあまり心配しなくても良い。
大抵の場合、われものには保険がかかっているので、受け取り時にその場で開封して確認しよう。その方が保険手続きがスムーズだ。私達が宅配業者から荷物を受け取る時は、普通はここまでする事はないので、やりづらいかも知れない。実は私、Web Master 滉平もそうである。「この荷物はわれものなので保険がかかってますから、今開けて確認させて下さいね」と一言声をかけて協力をお願いしよう。
保険のかかっている荷物を郵便局で受け取る時は、受け取りの通知や印鑑の他にハサミも持参しよう。郵便局員の立ち会いの元、その場で開封すれば良い。
以上の話は陶器専門店やワイン専門店など、われものを主に扱うショップでの話であり、それ以外の一般の雑貨を扱うショップについてはここまできっちりしていない場合もあるので気をつけて欲しい。例えば梱包がずさんな所もあるらしい。
トラブルの時
If you meet any trouble
こちらに記述している通り、このサイトで紹介したショップを始めとする海外の大手の有名どころのショップは私達の想像以上に信用や評判をとても大切にする。
さて、各オンラインショップとも、注文や決済はコンピュータで正確に処理されるシステムが出来上がっている。しかしながら、荷造りと発送だけは人手で行われるので、人間のする事だから間違いやミスも考えられる。
例えば、違うものが届いた、内容物と同封の明細がまるまる他人のものになっている(つまり表のラベルを貼り間違えた)、数量が合っていないというトラブルが考えられる。そのようなトラブルがあった時はメールで問い合わせてみよう。まともなショップなら、きちんと対応してくれるはずだ。
それでも万一、自分の手におえないようなトラブルになってしまった場合は、通産省の外郭団体である下記
- (財)製品輸入促進協会(MIPRO)の個人輸入相談コーナー
- 日本貿易振興会(JETRO)
に相談してみよう。JETROの方は各都道府県に事務所がある。
これらの団体へのリンクはこちら
以上は常に大量の品物を発送する体制ができているオンラインショップの話である。それ以外の場合、例えば普通の店舗での商売がメインですがメールオーダーもやっていますよという場合などは、以上の発送に関するトラブルの他に注文に関するトラブルも考えられるので、注意してほしい。
仲値、TTS、クレジットカードのレートについて
About exchange rates
新聞の経済面やTVのニュースで「○○時現在の東京外国為替市場は1ドル120円25銭から28銭の間で取引されています」などと報じられているが、あのレートを元にして、その日の「仲値」(TTM)と呼ばれている値が決まる。
銀行の窓口でトラベラーズチェックを買ったり、外国に送金したりする場合は、これより1円高いレートになるが、これを「対顧客電信売り相場」といい、略してTTSという。
さて、クレジットカードで米ドル建てで買い物をした場合は、これにさらにいくらか加えたレートになる。例えば「オリコJCBカード」の場合は、Webmaster 滉平の経験ではTTSレートにさらに1.3円位を加えたレートに±0.8円位の幅をもたせたものを考えれば良いようだ。
どうしてそんなに幅があるかについては、外国為替相場というのは一日の中でも数十銭程度は動くものであるし、それぞれどの時点(時刻)の値を参照するかによって違ってくるから、というのが理由であると思われる。(世界各国の為替市場を合わせると事実上24時間相場が動いている事になる。)
レートに関する余談
By way of parenthesis about rates
銀行の窓口で米ドルの現金を買う場合は、先程のTTSレートにさらに1円〜1.50円を加えた値になる。外貨の現金は銀行によって違いがあるらしい。
また、米ドルでのTCの買取や送金の受取などの場合は、TTSとは逆に「対顧客電信買い相場」、略してTTBという値となり、これは仲値(TTM)より1円安い。さらに米ドルの現金(お札)を銀行が買い取る場合は、TTBよりさらに1円〜1.50円安いレートになる。
だから米国に行く前に銀行で米ドルの現金を買って、帰国後に余った米ドル札を銀行で買い取ってもらったら、1ドルあたり往復で4円〜5円損する事になる。
今までの話は、一番多く流通している米ドルの話であり、他の海外通貨になるともっとすごい幅になる。だから、日本国内で米ドル以外の現金を買ったり売ったりしないよう十分注意しよう。
つまり、海外旅行に行く時はトラベラーズチェックやクレジットカードを有効に活用し、海外の現金を余さないようにしよう。もし余すのならば、それを次回の旅行の資金に回そう。
海外での買い物に関する余談
By way of parenthesis about shopping in
foreign country
ここで紹介したショップは米国が多い。日本円以外の買い物には慣れない方もいるだろう。米国の免税店等でも電卓を片手に買い物をする人を時々みかけるが、大量に買うのならともかく、あまりスマートなものではないと思う。
米ドルに慣れない方は、ドル表示を百倍し、円高なら1割増し、円安なら3割増し位に思えば良い。
私の家族は、米国で買い物する時、例えば$1.50とか$230という値札を見かけたら、「これはアメリカの150円」とか「アメリカの23,000円」と言っているくらいだ。財布の中の20ドル札も「2千円札」だ。今もし1米ドルが120円なら、このアメリカの150円は日本の150円よりちょっと高いから180円位かなという風に思えばよい。
豪ドル、加ドルやユーロなどにもこの考え方でだいたい通用するし、韓国ウォンの場合は1桁減らして、例えば1万ウォンなら「韓国の千円」とすればよい。これならおみやげ屋さんやカフェテラスででまごまごしなくて済む。
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