個人輸入Tips (2)
Tips about a private import

Contents

税金について
少ない金額の個人輸入の場合の事情
関税のかかる荷物の受け取り方法
輸入できない品物、輸入に特別な許可が必要な品物
個人輸入に向かない品物と注意すべき品物

 
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税金について
About duty & tax

個人輸入であっても、場合によっては関税と消費税がかかる。
商品代金に送料と保険料を加えた金額を貿易用語でCIF価格というが、この金額を課税価格とし、これに関税率をかけて算出したものが関税だ。
但し課税価格は、個人輸入と判断された場合には、実際のCIF価格より安めに算定される。卸し値を基準としているので実際の60〜80%くらいで計算されるようだ。

関税は書籍・CD・時計などの様に無税の場合もある。特に宝石や貴金属をふんだんに使った時計でも無税というのは意外だ。
また、革製品の様に関税が思わぬ高額になる場合もある。特に革靴がかなり高額だ。でもそうかといって革製品を街のお店で買ったとしても、国産のものを買うならいいが、海外ブランドのものを買ってしまうと、やはりその革製品を輸入した業者が関税を払っているので結局は一緒の事ではあるが。

さて、その関税率については非常に細かな表に分類されており、とても全部書き切れるものではない。一応の目安程度になる表を用意したので参考にしてほしい。

関税率の目安の表についてはこちらを参照

消費税は関税を加えた金額に対して、その5%がかかる。
関税や消費税は日本の入国時に支払うものなので、こればかりは通販ショップに見積もりを依頼してもわからないので注意。気になるときは税関に問い合わせよう。

税関のページへのリンクはこちら

少ない金額での個人輸入の場合
About tax of low-value import

合計の課税価格(前述)が10万円以下の荷物については、簡易関税というものが適用され、一般の関税より安くなり、計算や見積もりも簡単になる。但し、例外として簡易関税が適用されないものもある。

簡易関税率についてはこちらを参照
例外の品物についてはこちらを参照

さらに、もし、課税価格が1万円以下ならば関税や消費税が免除される。但し、例外として、革製品など小額でも免税にならないものもある。

免税にならない品物についてはこちらを参照

関税のかかる荷物の受け取り方法
How to receive taxable items

関税や消費税のかかる品物を国際郵便で送ってもらった場合、集配郵便局から「外国郵便物課税通知書」が配達される。この通知書と印鑑と身分証明書を集配郵便局に持って行き、税額と通関手数料200円分の収入印紙を通知書に貼って支払うと品物を受け取る事ができる。収入印紙は郵便局で売っている。

尚、税金のかからない品物はそのまま配達してくれる。また、税金が1万円以下の品物もそのまま配達してくれるので、郵便配達員にその場で税金を支払うだけで良い。品物が来る頃になったらだいたいの予想税金額のお金を用意しておこう。

また、下記のような場合には税関からハガキだけが来るので、そのハガキの指示に従って手続きを済ませると、先に説明した方法で品物が送られて来る。

国際宅配業者を利用する場合は、日本での通関の手続きを代行してくれる。業者によって支払い方法は異なるが、基本的には通関時に関税を立て替えてくれるので、これを通関手数料と共に支払えば良い。これは銀行振込などの後払いになるようだ。

輸入できない品物、輸入に特別な許可が必要な品物
Embargoed goods

輸入できない品物や特別な許可が必要な品物がある。誤って輸入すると面倒な事、あるいは大変な事になってしまう。くれぐれも注意してほしい。

詳しくは、こちらを参照

個人輸入に向かない品物と注意すべき品物
Unsuitable goods for a private import

個人輸入に向かない商品は、やはり、靴(はき物)、重量物、自動車だろう。他には、日本で入手困難な消耗品が必要であったり、アフターケアが必要なものにも注意してほしい。

さて、革靴・スニーカー・スキー靴などのはき物には注意が必要だ。なぜなら、日本人の足というのは欧米人に比べて幅広・甲高なのだ。日本国内の靴屋さんで売られている靴は、たとえ輸入物であっても、そういった日本人の足に合った形のものを選んで輸入されていると思った方が良い。日本向けに特別に生産されたものが入ってくる場合すらあるのだ。
それに、革靴の関税は高いので、返品や交換のないように間違いなく一発で入手しないといけない。さもないと、関税を二重に払わないようにする為の手続きが必要なので面倒だ。

余談だが、海外でスキーをする時は、板などは現地のレンタルで借りるとしても、スキー靴だけは自分のものを持っていこう。

次は重量物の話だ。別の項で国際宅配便業者は荷物の通関を代行してくれる事を説明しているが、その国際宅配便業者が運んでくれる荷物の重さには制限がある。この重量制限を越える場合は、一般商業貨物として運搬してもらう事になる。日本に到着した時の通関も自分でやるには大変なので、専門の通関代行業者にお願いする事になる。
これさえ覚悟できているならば、家具でもログハウスでも輸入できない事はない。

個人輸入で一番大変なのは、やはり自動車だろう。輸送方法や通関に関しては先程の重量物と同じ事だが、問題はその後だ。日本の車検を受けて、日本のナンバーを取らなければならないのだが、これには車に関する専門の知識が必要になる。それも日本に入って来ていないマイナーな車ほど大変だ。具体的にはヘッドライトの方向など日本に合わせた改造が必要であるし、「ガス検レポート」という書類も入手しなければならない。パーツや消耗品の入手手段の事も考えなければならない。
まあ要するに「並行輸入」を自力でやっているのと同じだ。Webmaster 滉平もこれ以上詳しい事は知らないので、どうしても欲しい車があるという方は、車の輸入について詳しく解説した専門の書籍を参考にしてほしい。
なんでも、オランダのスキポール空港には、なんと「車の免税店」があって、予め予約した上で訪ねていくと車が買え、それを船便で日本に送る事ができるのだそうだ。これならあこがれのドイツ車もスウェーデン車もディーラで買うより安く入手する事ができそうだ。手間と時間さえ惜しまないなら。




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